看護学部卒業生の活動
看護学部卒業生の活動
現在は、広島市内にある中電病院の産婦人科病棟に勤務しています。病棟には、正常に出産される方だけでなく、切迫早産、高血圧症候群など妊娠経過に異常がある方や、子宮がん、卵巣腫瘍など婦人科疾患を抱えた患者さんも入院しています。化学療法や手術件数も多く、在学中には深く学べなかったことを臨床で勉強しています。また、病棟ではチーム毎に様々な活動を行っています。私の所属している母乳チームでは、母乳育児推進のために、今は昼間しか行っていない母児同室を完全母児同室にしていくことを目指し、学習会を開催したり、母親学級の改善に取り組んだりしています。この活動に学生時代の実習や研究が大いに役立っています。特に、助産実習の時に「赤ちゃんに優しい病院」(BFH)に認定されている病院で学んだ母乳育児の基本は、新しい取り組みへのヒントになっています。また、BFHで行われていたことをスタッフにも伝えたりしています。臨床で働きだしてから、学生の時の実習病院で学んだことの有り難さを改めて実感しています。
平成22年度看護学部卒業 石田紗世
2013.2.21